木綿糸とはいえ、絹のような細い糸でさらりとした肌触りを生み出し綿絣の高級品といわれています。
伝統的な藍地に白い絣柄の紺薩摩、白地に藍で絣を織り出す白薩摩に加え、大島紬のような精緻な柄が加わりました。
天文年間(1532~1555)に薩摩紺織という、無地や縞柄、簡単な絣柄などの藍染木綿が織られていた。
鹿児島産の薩摩絣が織られるようになったのは元文年間(1736~1741)のことである。それまで薩摩藩は、藩に属する琉球(沖縄)産の琉球絣を薩摩絣として販売していた。
第二次大戦後の薩摩絣は、大島紬調の絣柄である。
日本全国から集められた貴重な紬・絣織物の数々などを月替わりで展示しております。
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