紬と絣の伝承館 宇治紬物語

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美ら彩 - ハイオ南風原織 -(ちゅらあや)

  • 織
  • 絹
美ら彩 照屋小百合氏作

美ら彩 照屋小百合氏作
照屋小百合氏作
産地
沖縄県島尻郡南風原町
特徴

「美ら彩」は、沖縄県南風原町で照屋小百合さんが織る、琉球絣、南風原花織のことを言います。

南風原の染織の特徴は、色や柄が豊富で魅力的な織物として多くの愛好者あります。

糸染めに使われる染料としては、県内で採取される琉球藍、福木、テカチ染め等の植物染料を用いて染められます。また、化学染料の場合は、絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、直接染料を用いています。

用途
着尺地、帯地
変遷

1960年代キリスト教聖公会の神父さんウイリアム・ハイオが、沖縄の戦争未亡人の生活の糧になるようにとアメリカから取り寄せた英文の織物の本3冊を見ながら織りを指導し、その時に受講生だった田本成子さんが南風原の織物に昔からある絣柄を組みいれ経糸や緯糸の色をアレンジして、弟子・孫弟子と織りついで来ました。

技法

「ハイオ南風原織」とは綾組織の織物で、平地に浮織が表裏両面にでるいわゆる沖縄で言う「両面花織」であるが、6本の踏み木と経糸を4枚の綜絖に通し、平織用の杼(ひ)と、浮織のための杼も2本を使う、独特な組織織である。

これらの織物が、長きにわたり伝統的な織物工芸として残されてきた背景には、織物の技術がデザインを広く伝達し、記録を残す方法を心得ていたと思われる。それが、ドラフトと言われる組織図である。

布の設計図とも言われるが、綜絖の枚数や経糸の通し方、踏み木の数や綜絖との繋ぎ方(タイアップ)、緯糸の数など、一目瞭然にわかるように理論的・合理的に描かれている。

そのドラフト図に基ずく模様は幾何学的で連続したものとなっている。

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