紬と絣の伝承館 宇治紬物語

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喜屋武花織(きゃんはなおり)

  • 織
  • 絹
喜屋武花織
産地
沖縄県島尻郡南風原町
特徴

南風原の花織りは、金具を一切使用しない、東南アジアで今でも残る原始的な綜絖と言われる、織物を織る際に経糸を上げ下げするのに必要な道具を用いて織られるすばらしい織物です。

南風原花織には、この喜屋武花織、アヤ乃花織、タッチリー花織、ヤシラミ花織など、南風原にしか存在しない名称があり、その模様は花のように美しく図柄に立体感がでて華やかな印象が特徴です。

用途
着尺地、帯地
変遷

現在、南風原で織られている喜屋武花織とは、明治の中頃、南風原の喜屋武村にとても美しい姉妹がいたと言う。二人は幼い頃から母に機織りを習い、常に新しい技法を研究していたと言われます。

やがて姉妹はそれぞれ独特な踏み木のリズムと綜絖掛けを編み出しました。その後、姉は隣村の照屋に嫁ぎ、妹は同じ村の青年に嫁ぎました。

姉妹は子宝に恵まれ、別々に確立した織りの技法を自分の娘たちに伝授したと言われています。

そして、照屋に嫁いだ姉の技法で織る布を「照屋八枚」と呼び、妹の技法で織る布は「喜屋武八枚」と呼ばれました。

気品のある二つの花織りは那覇の反物市場で人気がありましたが、戦後織り手の少ない照屋八枚は途絶えてしまいました。しかし、2000年に布から組織図を起こし、南風原の有志達の努力で復元が実ったのが現在織られている照屋八枚です。

技法

技法は浮織の一種で、素材には主として綿、絹を用いる。紺・茶地が多く、白・赤・黄・緑の緯糸文様に絣を併用、浮柄に立体感があり華やかな味わいがあります。

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