紬と絣の伝承館 宇治紬物語

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与那国織(よなくにおり)

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与那国織

与那国織

与那国織
産地
沖縄県 八重山群島 竹富島
特徴

与那国の織物の歴史は古く500年。紋織物の『板花織シダティ』や、優美さを秘め昔は役人にのみ着用が許されたという幾何学模様の紋織が小花のように可憐な『与那国花織』、豊年祭などの祭りに着用される『与那国ドゥタティ』、植物染料で染めた色糸を織りこむ『与那国シダディ』(手ぬぐい)、ミウト(夫婦)などの絣模様が美しい『与那国カガンヌブー』、の4つに大きく分かれ、時の流れと共に色々な技法を取り入れてきました。

また、沖縄らしさを感じる鮮やかな黄色に、規則正しく並ぶ幾何学の文様で、織はすべて手織、染料はテカチ、福木、クロトン、琉球藍などの植物染料で泥染も併用しています。

色、柄ともに格調高く洗練された多種類の染織が発達していった琉球王府では、他国との交易を通じて織物の技術や材料を取り入れてきました。ここ与那国でも、島の自然と織女たちの遥かな時を織り込んで豊かな織物文化が今に伝えられています。

用途
着尺地、帯地
変遷

与那国島は日本の最西端にある、晴れた日には遥かかなたに台湾の山々を望む国境の島です。

この島で生まれた織物の歴史は古く、古い文献からおおよそ500年の歴史があります。また、16世紀前半には既に貢ぎ物として納められていたであろうと考えられています。

伝説によれば、古くは、女尊長のサカイ・イソバが君臨し善政をしいた時代もあったといいます。

琉球列島で受け継がれてきた染織はそれぞれ共通したものがありますが、それでも島々ごとに少しずつ違った特色があります。

与那国の板花織(いたはなおり)は花織の一種で緯糸を浮かして横段模様を織り出していますが、古くは、細長い板切れを筬(おさ)替りに使っていたことから板花織の名称があり、板花織手巾(テサージ)に九つの横段を表し、これを「九つの願い」といって旅立つ人びとに手渡したといいます。

島の普段着には、ドタティーという麻又は芭蕉と綿を交織した藍染の細かい格子模様の着物があり、組織は大半が平織ですが、上物は扇花や銭花模様を配した花織で、板花織同様この島独特の織物があります。

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